得も言われぬ感覚

虫が苦手です。幼子だった頃から苦手で、カブトムシやらテントウムシなんかも例外なく苦手です。
そんな私ですが、ハエトリグモとだけは共存します。
ハエトリグモだけは大丈夫、というわけではなく、単にそいつが他の虫を減らしてくれるから生かさざるを得ないだけです。
ただ、やつらは時々水場に出てきます。風呂やら台所やら。
可能な限り巻き込まないように水を使うわけですが、大抵の場合はそのまま排水溝へと流れていってしまいます。
虫の命をどうこうしたことに対して罪悪感は湧きませんが、共存相手がいなくなることに対して胸に去来する何かはあるのです。
なんなんでしょうね、あの得も言われぬ感覚は。

上部へスクロール